2022年11月度 商品市況

【 農産 】-------------------------------------------

○冷凍ポテト各種 続々入荷 世界的なコンテナ不足による船便遅延の影響を受け、ほとんど入荷のなかった冷凍ポテトですが、十分な数量を確保できるようになりました。 ただ価格については、為替の影響、新物の原料が高騰、来年早々には更なる値上げが見込まれています。 〇イタリア産トマト缶詰 値上げへ 以前の相場市況でイタリア産のトマト缶詰の価格が約30%ほど値上げする可能性があるとお伝えしましたが、原料価格の高騰、エネルギー・資材関係のコスト上昇などの理由により、商品によってはそれ以上の値上げとなるものもでてくる見込みです。

【 畜産 】-------------------------------------------

(相場傾向:→横ばい ↑値上げ ↓値下げ)

○(牛肉) 

 国産↑、輸入↑ 牛肉マーケット展望:年末に向け上げ気配 (国産品市況)牛肉のみならず豚・鶏肉も高値が継続しており、販売は苦戦していますが牛枝肉相場は年末にかけて着実に上昇していきます。

○(豚肉)  国産↑、輸入↑

豚肉マーケット展望:枝肉相場は高騰:輸入チルドへシフトも

⇒(国産品市況)10月上旬はこの時期としては異例の高値水準となりましたが、相場は一時急落、その後量販店などでの鍋物提案が本格化しており、バラやカタロースといったスライス系アイテムを中心に引き合いが強まっておりチルド品を中心に価格は上昇しています。

(輸入品市況)輸入物については現地相場が引き続き高値で推移していることに加え、歴史的な円安水準が継続、輸入フローズンポークについては、物価上昇で消費者の生活防衛意識が強い現状では、冷凍品にも引き合いが強まっています。

○(鶏肉) 輸入↑ 国産↑

⇒(国産品市況) 輸入に頼る資材や飼料、エネルギーなど生産コスト高は当面続きそうです。季節的な需要増にコスト高が加わり、生鮮モモ肉はジリ高で推移すると考えられます。一方生鮮ムネ肉に関しては国産冷凍ムネ肉の高騰の影響もあり11月も高値圏で推移しそうです。

⇒(輸入品市況) タイ産が増産基調にあり、ブラジル産・タイ産鶏肉の需要がやや落ち着いたことによって、両国とも現地オファーは軟調基調にあります。